本日入稿予定です。
投稿日 2000年8月11日(金)10時30分 投稿者 大隅直人 [cs25347.ppp.infoweb.ne.jp] 削除
渡辺先生
年表と参考文献をファイル、確かに受信しました。現在、原稿整理および割付作業中です。
> 参考文献は追加修正があってもごくわずかだと思います。年表は1995年
> までで、それ以後については白紙です。新聞の縮刷版などが必要ですが、
> 大学が休暇期間中ですので、8月末に調べます。
了解です。
> 初稿はいつ頃来ますか。9月に入ってからなら、校正の時に年表と参考文献
> の修正をできるようにしておきます。
今日中にはなんとか印刷所に入稿出来ると思います。詳しい日取りは追ってご連絡致します。
初稿ゲラについて
投稿日 2000年8月11日(金)11時13分 投稿者 juwat [x-wing025.fu.comlink.ne.jp] 削除
大隅さん
わかりました。
26日はマスコミ学会の企画委員会で東京に行きますし、28-29日は我が家で4年生のゼミ合宿をやります。学生は15名ほどやってきますので、宿泊は近くのペンションですが。
したがって、校正はその後ということになります。世界思想社の校正には、その徹底さに毎回感謝(?)していますが、今回もよろしくお願いします。ゲラがあがってすぐ送ってくるということは、初稿ではアカや付箋はないということですか?あるとないとでは、こちらで点検する時間がだいぶ違ってくると思います。
校正の段取りについて
投稿日 2000年8月11日(金)13時20分 投稿者 大隅直人 [cs25223.ppp.infoweb.ne.jp] 削除
渡辺先生
印刷所へ原稿を入稿しました。正確には、8月24日(木)に初校のゲラが上がってくるそうですので、先生のお宅には翌25日(金)の午前中にはお届け出来ると思います。
校正の段取りとしては、とりあえず控えの真っ白なゲラをお送りしますので、可能な範囲で作業を進めていただき、10日~2週間後に校正者のアカや鉛筆書きの入った本番用のゲラをお送りしますので、本番用のゲラで本格的にご校閲いただき、いずれかのゲラに結果を集約していただくということになります。
ちなみに、再校時も全く同じプロセスを踏む予定ですのでその旨お含み置き下さい。
ゲラ?
投稿日 2000年8月11日(金)16時45分 投稿者 中川大一 [cs25327.ppp.infoweb.ne.jp] 削除
大隅くん
>控えの真っ白なゲラ
それやったらフツーのコピー用紙と変わらへんやんけ(((大爆笑)))
みなさま
「ゲラ」とは日本語で校正刷り、英語だとgalley proof。印刷所のオペレータが、編集者が指示を入れた原稿を見つつ入力して出来あがる紙の束で、本を全部コピーしたような格好のものです。つまり字詰め、字の大きさ・書体、ページ番号、ヘッダは実物通り。しかしまだ間違いや矛盾があるので、校正者・著者が読んで修正します。最近はフロッピー入稿がほとんどでいわゆる誤植は少なくなったけど、ワープロの変換ミスが増えました。
つっこみ歓迎
投稿日 2000年8月11日(金)23時21分 投稿者 juwat [x-wing007.fu.comlink.ne.jp] 削除
中川さん
うまいつっこみでした。ゲラでは笑い上戸のことか、あるいは車酔いの時にでるものなのか、わからないかもしれません。しかし、わかっているぼくでもゲラがgalley proofのことだとは知りませんでした。さっそく辞書で調べたら、galleyは中世に奴隷に漕がせた大型帆船(ガレー)のことだそうです。それが印刷用語になったのは、組版を入れるお盆がその船に似ていたからのようです。ことばは意外な展開をして生き続けるものです。
ところで、辞書にはGalley slaveというのがあって、船を漕ぐ奴隷から転じて苦役をする人という意味があると書いてありました。このことばは世界思想社から本を出すときには、妙にリアリティのあるものとして感じられます。何しろ、校正者の指摘が厳しいのです。著者にとって初稿のゲラは待ち遠しいものですが、世界思想社の場合には、封筒を開けるときにいつもどきどきしてしまいます。
最初に真っ白で来るというのは、その点安心ですが、点検してこれでいいと思った後に、真っ赤なやつが来たりすると、かなりがっかりしてしまいます。いつもこんちくしょうと思って、調べなおしたり、考え直したりしますが、表現上の癖や意図した工夫は意地でも同意するかとそのままにしておきます。
今回もまた、同じような苦役をするのかと思うと憂鬱になりますが、満足な食事も与えられずに鞭打たれてガレー船を漕ぐ奴隷よりはずっとましかもしれません。何しろ、いやなものはいやといえるのですから。しかし間違いは素直に認めないと、本になってから恥をかいてしまいます。
校正者の方によろしくおっしゃってください。
書き込みをどうぞ 投稿者:J.W. 投稿日: 8月12日(土)00時01分10秒
本のための専用BBSを作ってから、もうひとつの掲示板への書き込みが途絶えています。みなさん、気楽に書き込んでください。見ている人がかなりいることは承知しています。書き込みしたいけど、敷居が高いという理由も。
そこで、無理矢理ですが、学部、大学院の学生さん、レポート代わりに、ここへの書き込みを命じます。書き込み一回につき、ポイント一つ。いくつたまったら、合格で、いくつになったらA評価というのは内緒ですが、せいぜい気張って書き込みしてください。ただし、注意しておきますが、しょうもないものは、抹消して、減点にします。
いや、これは冗談。ますます敷居が高くなってしまいます。夏休みの退屈しのぎに、気楽に書いてください。
旅と音楽 投稿者:藤井聖子 投稿日: 8月12日(土)13時18分06秒
ごぶさたしています。
さっそくポイントを溜めようという訳ではないのですが(笑)、休み明けの仕事も片づいたところで、旅行で感じたことを少し書かせていただきます。
北海道をあてもなくぶらぶらするのは今年で四度目なのですが、今までのバイクの 一人旅と、今回の車によるカレとの二人旅とでは違うものがずいぶん多かったように思います。このあたりは先生のゼミで事前にブーアスティンを読んでいたおかげで、なにかと興味深く感じることが多かったように思います。これらのうち、こちらのボードのテーマになるべく近づけられそうなものを考えてみると、タワーレコードのコピーではありませんが、やはり私(およびカレ)は「音楽なしには生きられない」のだということでした。
というのも、あちらでは最低クラスのレンタカーを使ったのですが、最近借りたことのなかった私たちには、今時のレンタカーには最低クラスでもCDステレオが装備されているということは思いもよらず、到着と同時にあわてて小さな空港の周辺のCD屋を探し回ったのです。自分たちのドライブにふさわしく、かつ自宅に持ち戻ってもダブらないようにまだ持っていないタイトルを探すという作業は、田舎町の半分日焼けしたような品揃えのCD屋ではたいへん困難なものでしたが、集落を見つけるたびにCD屋を探すという作業を繰り返したのちに、十数枚のCDを手に入れることができました。
せっかくの普段と違う環境の中なのですから、あえて静けさを楽しむとか、地元のラジオ局の番組を聴いてみるとか、あるいは自分たちの会話だけを楽しむとか、方法はいくらでもあったはずなのに、お気に入りの(かつ自分たちのドライブにふさわしいと思われる)音楽に満たされていないと旅ができないというのもおかしなものだとは思います。でもそうせずにはいられなかったんです。
バイクには通常ステレオなど付いていませんから(一部ハーレーなどで音楽を鳴らしながら走っている人もいますが)、このようなことはないかというと実はそうでもないのですが、長くなりますのでこの話はまた別途。
お帰りなさい 投稿者:J.W. 投稿日: 8月13日(日)00時26分01秒
藤井さん
二人で北海道旅行とは結構でした。
車に音楽はぼくにとっても今や必需品です。毎週高速道路を2往復していると、今日は何にしようかとCD選びをする作業が欠かせません。長距離だと、いつもCDだけで一荷物ということになってしまいます。なぜこんなに音楽が必要になったのか。音楽の日常化をたどるのはおもしろいテーマだと思います。リビングにおかれたラジオや電蓄からはじまって、ウォークマン、カー・ステレオ、ラジカセ等々といったハードと、さまざまな新しい音楽の出現やその生活への浸透といったソフトの面。映画の音響などを念頭に置きながら、視覚と聴覚の関係を社会学的に考えてみたい。
実は、以前から温めているテーマなのです。
TVによって刷り込まれた音楽 投稿者:藤井聖子 投稿日: 8月13日(日)09時25分14秒 BR>
それはおもしろそうなテーマですね。TVの音楽に毒されている立場としては、身につまされそうなんですけれど(笑)。BR>
メディアもハードもコンパクトになって、再生や持ち歩きが容易になったということはもちろんあるのでしょうね。メディアを購入する時・再生する時の儀式はもはやなく(LP時代は多少儀式があったように思う)、ただ自分の気分に合っているかどうかでざっくりと購入し(バカ買いするという行為がそもそも儀式がなくなったという証拠でしょう)、ちょいちょいの操作で再生できてしまうようになってしまったわけですから。BR>
また、単に音楽を聴くということであれば、FMなどを聴きながら運転してもよさそうなものなのだけれど、それでもCDを持ち歩いてしまうというのは、あくまでも自分好みの音楽に浸っていたいという、自分が主導権を握りたいという欲求なのではないでしょうか。と同時に、これは主導権とは矛盾してしまうのですが、景色という映像によっても音楽を選定して(されて)いるように思います。BR>
たとえば緑の丘を下る見晴らしのよい美しい道(上士幌のナイタイ牧場など)を走り抜ける時にStuffなどのフュージョンを掛けていると「カーグラフィックTVだ!」と茶化してみたり、富良野ではさだまさしの例のテーマを面白がって口ずさみながら歩いてしまうわけで(とはいえ、すでに富良野のあちこちの観光スポットのスピーカーから聞こえてくるんですけど)、自分にとって合うと思える音楽かどうか以前に、ある景色を観た時にどの音楽がTVなどで使用されているのだろうかということが気になってしまうのは、毒されていて嫌なのだけど、もう身に染みついてしまってどうしようもないのですよね。BR>
映像と音楽が固く結びついていて、それもTVなどでさんざん量産されてきた結びつきに収束してしまう。同じ景色を観ている多くの他人同士、実は頭の中では同じ音楽を奏でているのではないでしょうか
取り込む音と遮断する音 投稿者:J.W. 投稿日: 8月14日(月)00時05分17秒
藤井さん
映画で宇宙船が近づいてくるときに、ものすごい轟音がします。すごくリアリティがありますが、宇宙は真空ですから、音はないはずです。そんな、フィクションにリアリティが影響されるという現象は、日常生活の中にありふれています。
また、20世紀は音楽の時代であると同時に騒音の時代でもありました。聞きたくない音を遮断して、心地よいサウンド・スケープにする。こんな発想は日本ではごく新しいものですが、やはり、現実をフィクション化する傾向の一つのように思えます。
森の中に住んで気づいた音に「風」があります。遠くから木々がざわざわし始めて、それが波のように押し寄せてくる。ぼくは最初何事かと、思わず窓から外を見てしまいました。野鳥の鳴き声もいろいろです。天気のいいに日バルコニーでそんな音を聞きながら珈琲を飲むのはなかなかいいものですが、部屋に入れば、ボリュームを上げてロックをかけてます。取り込む音と遮断する音。その時自分がいる場と心情。音はなかなか興味深い対象です。
音による風景の解釈 投稿者:藤井聖子 投稿日: 8月14日(月)17時48分43秒
渡辺先生
東京はお盆休みのおかげでずいぶんと人も減り、いい感じです。その影響でしょうか、この掲示板も静かですね。ゼミ室で先生と二人で語り合っているような気分がします(笑)。
うちの近所では車の行き交う音はあいかわらずですが、それでも数は減ったようで、蝉しぐれが耳につくように感じます。
車窓からの風景に話を戻しますが、同じ車窓からの風景であっても、その時に聞こえてくる音(といってもカーステレオからの音楽)によって、その解釈はずいぶんと変わってくるような気がします。同じように天気のいい田舎の風景を目にしていても、聞こえてくる音楽によっては、牧歌的にも退廃的な気分にもなれるわけですから。ゼミで読んだベンヤミンの「(写真の)説明文が絵画の表題とはまったく別の性格をもつ(ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』VII章)」を思い出していたのですが、車窓からの風景を写真、キャプションを音楽に置き換えれば、車窓からの風景はオリジナルの持つ意味から離れて、まさに解釈し放題なのですね。
先生のおっしゃるように、自然の音に耳を傾けることと、その音を自分好みの音楽で塗りつぶすことは、どちらも生活の中にあっていいように思います。前の書き込みでは、音楽によるありふれた演出を欲している自分について、多少嘆息気味になってしまいましたが、これだけの音の洪水の中を生き抜いている自分をおもしろがっているのも確かなんです。もはやかつてのような、音楽の希少な時代を生きることは不可能なのですから、その中で自分がそれらをどのように捉えて、どのように選択し、どのように影響されていくのかを考えるのも楽しいような気がします。
隅&隈
投稿日 2000年8月15日(火)10時17分 投稿者 中川大一 [cs25207.ppp.infoweb.ne.jp] 削除
みなさま
当社(世界思想社)のホームページからこの専用BBSへのリンクを張りました。一度こっちにもお越しください。
http://www.sekaishisosha.co.jp/identity.html
「編集者紹介コーナー」http://www.sekaishisosha.co.jp/henshusha.htmlに登場してる「兄貴」は、大きな声では言えませんがO隅N人です(笑)。みんな、隅と隈を間違えないでやってね(旁の下をよっく見よう!)。滝やん、こんなとこで誤植しとったら信用台無しやで(^○^)
リンク確認
投稿日 2000年8月15日(火)23時30分 投稿者 juwat [x-wing035.fu.comlink.ne.jp] 削除
中川さん
リンク確認しました。
HPをうまく活用するよう、これからも知恵を絞って考えましょう。「編集者紹介コーナー」も拝見しました。大隅さんのデスクがきちんとしているのには感心しました。ひょっとしたら取材前に片づけたのでしょうか?原稿山積みではないんですね。ぼくも見習わないといけません。次は中川さんですか?できるだけ素顔を見せてください。
それでは。
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