A ファースト・ステップ
1 内容にあった具体的なタイトル名をつける。
2 参考にした文献を引用したり、内容を紹介したりするだけではなく、あなた自身の「意
見」や考えを盛り込む。
3 一つひとつの文章は、できるだけ簡潔にする。
4 句読点を正確につける。
5 「です・ます調」の文章と「である調」の文章を混在させない。どちらかに統一する。
6 パラグラフの冒頭は、必ず一マス空ける。
7 提出した年月日を記入する。
8 参考にした文献名を記入する。文献は、著者・編者名『著作名』出版社名、出版年の
順に並べる。複数の文献が並べるときは、著者の「あいうえお」順に書く。また、新
聞を活用した場合は、「記事の名前」『新聞もしくは雑誌名』年月日、雑誌を活用した
場合は、「論文・記事名」『雑誌名』発行の年月日を書く。
B セカンド・ステップ
1 あなたの考え・感想を述べるとき、必ずその「理由」も書くようにする。「意見」と
「理由」はワンセントと考える→→話が説得的になる。
2 書きたいと思っている事項が複数ある場合、@、A、Bといった具合に、番号をつけ
てポイントを整理する→→読んでいる人にわかりやすいものとして受け止められる。
3 一つひとつのパラグラフ(文節)の長さについては、「長すぎず、短すぎず」をモッ
トーにする。話題が変われば、パラグラフも変える。
4 同じ言葉を連続して何回も連続して使わないようにする。例えば、逆説を示す接続詞
には「しかし」以外にも、「ところが」、「しかしながら」「ただ」といった幾つかの表
現があるので、ヴァリエーションをつけよう。
5 数字の表記は、タテ書きの際は「漢数字」、ヨコ書きの際は「算用数字」を使う。
6 原稿の枚数が複数になった場合、必ずページ番号を挿入する。
7 できる限りワープロを使って書く。どうしても手書きになる場合は、あまりうすいエ
ンピツを使わないようにしよう。
C サード・ステップ
1 すべての個所・テーマをサラリと総論的に紹介するだけではなく、特定の問題やテー
マにこだわって、少しつっこんだ検討を行う。つまり、メリハリのきいた内容にする。
2 参考にした文献のなかで紹介された具体的な例やエピソード、あなたの実体験など、
なんでも盛り込んでみよう。
3 長いレポートになると、読む方もまとめる方も流れをつかむのが難しくなるので、「小
見出し」をつけよう。もっと長くなれば、章や節を設けることによって、話の流れに
「節目」をつける。
4 なにかドキッとするような表現や展開上の工夫を盛り込み、あなた自身の「オリジナ
リティ」を追求しよう。
5 いきなり本論に入らないで、「はじめに」といった導入部を設けたり、また最後に「お
わりに」といった項目を設けて、結論もしくは締めくくりの言葉や文章を入れたりと
いった工夫を施そう。そして、間に展開される本論にも、「小見出し」を入れれば、
さらにいいだろう。
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