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☆2008年度 欧米経済史a

【授業の表題】
  「人類史の流れを概観し、現代の経済システムの形成史を探る」

【授業の到達目標及びテーマ】
 現在、われわれが生活している日本の経済システムは、資本主義と呼ばれている。資本主義は、ヨーロッパで生まれ、アメリカや日本などにも普及し、いまでは世界のほとんどの国々を包摂している。
 経済の基本は、「商品(モノやサービス)の生産(=供給)と消費(=需要)」の関係にある。商品の生産は個人でも行うが、普通は企業(会社)によって行われている。そして、企業を運営するのに必要な資金は「資本」と呼ばれている。現代の経済システムが資本主義を呼ばれるのも、そうした理由からである。
「欧米経済史a」の到達目標・テーマは、次の三点である。
 @ 近代以前の社会は資本主義社会と比較してどのような点で異なっていたのかの考察
   →われわれのいまの生活を相対的に見ることによって、あなたの世界観の形成に役立てる
 A そうした資本主義がいかなる条件のもとで形成されたのかを明らかにすること
   →歴史的なものの見方、客観的なものの見方の熟成に役立てる
 B 小テストやレポートの提出に絡めて、書き方・まとめ方のノウハウを学習すること
   →実社会でも必要な能力を鍛える

【授業の概要】
 まず、人類史における三つの革命をおさえるなかで、人類の歴史の大まかな流れを確認する。次に、ヨーロッパにおける前近代社会の特質を解説し、現代社会との違いを明確にする。そして、ヨーロッパにおける資本主義の準備過程および、イギリスを中心とする産業革命期の諸課題を考察する。

【授業計画】
 授業で考察するテーマ・素材は、以下の14の項目となる。ただし、全体の進捗具合によっては、若干の修正があることをお断りしておきたい。複数のテーマが一回の授業中に話されたり、逆に、二回に分けて話されるといったこともある。

 第1回:人類史における三つの革命とは(農業革命、産業革命、情報革命)
 第2回:農業革命(=農業・牧畜の開始)の意義
 第3回:産業革命の意義(アメリカにおける大量生産・大衆消費時代の成立にも言及)
 第4回:情報革命の意義(アメリカや日本の動向にも言及)
 第5回:近代以前の社会と人々の生活(人々の考え方、世界観・宗教観などにも言及)
 第6回:中世ヨーロッパの農村での経済と生活
 第7回:中世ヨーロッパの都市での経済と生活
 第8回:「地理上の発見」がヨーロッパに与えた影響(1)中世イタリア⇒ポルトガル⇒
     スペイン
 第9回:「地理上の発見」がヨーロッパに与えた影響(2)オランダ⇒イギリス
 第10回:資本主義形成のための精神的条件(金儲けに関する人々の考え方の変化)
 第11回:イギリス産業革命の前提条件(1)−国内的条件
 第12回:イギリス産業革命の前提条件(2)−国際的条件(奴隷貿易の展開)
 第13回:イギリス産業革命の展開(機械の発明、生産性の向上、企業の成立、経営者と労  
     働者の成立)
 第14回:イギリス産業革命期の労働問題
 第15回:定期試験

【テキスト】
 堺 憲一『あなたが歴史と出会うとき−経済の視点から』名古屋大学出版会。別途、レジュメを配布する。

【成績評価】
 成績評価は、定期試験の結果がメインとなるが、それ以外にも、小テストの受験点とレポートの評価点を考慮して、総合的に行う。


☆2008年度 欧米経済史b

【授業の表題】
 「現代の経済システムの世界への普及を探り、現代社会の到達点を確認する」

【授業の到達目標及びテーマ】
 現在、われわれが生活している日本の経済システムは、資本主義と呼ばれている。資本主義は、ヨーロッパで生まれ、アメリカや日本などにも普及し、いまでは世界のほとんどの国々を包摂している。
 経済の基本は、「商品(モノやサービス)の生産(=供給)と消費(=需要)」の関係にある。商品の生産は個人でも行うが、普通は企業(会社)によって行われている。そして、企業を運営するのに必要な資金は「資本」と呼ばれている。現代の経済システムが資本主義を呼ばれるのも、そうした理由からである。
「欧米経済史b」の到達目標・テーマは、次の三点である。
 @ ヨーロッパで生まれた資本主義がどのようにして世界に広がっていったのかの検討
   →歴史的なものの見方、客観的なものの見方の熟成に役立てる。国による違いを 念頭におく
    ことによって、日本・日本人を相対的に見る
 A 現代は歴史的にいかなる時代といえるのかを明らかにすること
   →あなた自身の生き方にも役立てる
 B 小テストやレポートの提出に絡めて、書き方・まとめ方のノウハウを学習すること
   →実社会でも必要な能力を鍛える

【授業の概要】
 まず、「欧米経済史a」のまとめを行ったのち、ヨーロッパ諸国やアメリカ・日本で資本主義の確立を意味する産業革命がどのように展開したのかを比較史的に検討し、その結果、人々の生活がどのように変化したのかを検討する。そして、いま、時代の到達点とはいかなるものなのかを明らかにしていく。 

【授業計画】
 授業で考察するテーマ・素材は、以下の14の項目となる。ただし、全体の進捗具合によっては、若干の修正があることをお断りしておきたい。複数のテーマが一回の授業中に話されたり、逆に、二回に分けて話されるといったこともある。

 第1回:「欧米経済史b」のまとめ=人類史のおおまかな流れの確認
 第2回:ヨーロッパ諸国における産業革命の展開
 第3回:アメリカにおける産業革命の展開
 第4回:ヨーロッパ近代経済史と日本
 第5回:日本における産業革命の展開
 第6回:資本主義形成と植民地問題(=南北問題の原点)―インドの事例
 第7回:19世紀から20世紀への変化(1):ロスチャイルド 家の変遷
 第8回:19世紀から20世紀への変化(2):イタリア・マフィアの変遷
 第9回:アメリカにおける大量生産方式の誕生とその影響
 第10回:第二次大戦後のヨーロッパ経済の特質
 第11回:冷戦体制崩壊後における世界経済のグローバル化
 第12回:現代社会の到達点(1)−食をめぐる問題
 第13回:現代社会の到達点(2)−環境問題
 第14回:未来社会への展望
 第15回:定期試験

【テキスト】
 堺 憲一『あなたが歴史と出会うとき−経済の視点から』名古屋大学出版会。別途、レジュメを配布する。

【成績評価】
 成績評価は、定期試験の結果がメインとなるが、それ以外にも、小テストの受験点とレポートの評価点を考慮して、総合的に行う。
                              (記: 2007年12月18日)

 

 

 

☆2004年度 欧米経済史

【授業表題】 「現代の社会経済の形成とその発展」

【授業内容】 
 
授業では、まず人類が誕生するまでのプロセスを概観したあと、人類史のおおまかな流れを解説し、現在社会の到達点を確認する。そして、現代の社会経済を特徴づける資本主義がヨーロッパにおいてどのようにつくられ、アメリカや日本にどのように波及していったのか、またいかなる形に世界を変えていったのかについて考える。さらに、現在、世界の社会経済問題を見る場合、大きなテーマである環境問題についても検討する。

【教科書および参考文献】   
  堺 憲一『あなたが歴史と出会うとき−経済の視点から』(名古屋大学出版会)。尚参考文献については 授業中に随時紹介したい。

【評価方法】  
  授業中の小テスト・感想文、レポート、定期試験の結果を総合的に判断して評価したい。

【授業計画】  
  一年間の講義は、ほぼ以下のような内容で進めていく。

1 人類が誕生するプロセス。われわれの持っている「豊かな可能性」を明らかにする。
2 資本主義以前の社会には、どんな特徴があるのか。ヨーロッパの中世社会と現代社会との違いを  考える。
3 ヨーロッパで、資本主義社会がつくられていく過程。産業革命の人類史的な意味を考える。
4 19世紀の資本主義と20世紀の資本主義との違い。大量生産方式の誕生とその影響。ヨーロッ  パ経済とアメリカ経済との違いを確認する。
5 現在に至るまでの日本経済の発展過程。欧米経済史と日本経済史の違いを浮き彫りにする。
6 地球的規模で進行している環境破壊の実態とそれに対する対応策を解説する。

【参考資料】
☆2003年度の成績評価

 年度末の定期試験の点数に、5月8日に実施したアンケートの提出者(プラス3点)および夏休み中のレポート提出者(AAA評価60点、A評価15点、B評価10点、C評価5点)を加算し、成績評価を行った。年度末試験を受けた評価対象者の総数413名のうち、A評価は140名、B評価は101名、C評価は106名、×評価35名、Z評価31名であった。

なお、年度末試験の内容は、以下のとおりであった。

T 現代文明をもたらした産業革命の光と影について述べなさい(40点)

U 次の文章のうち、下線部が正しい場合は○、誤っている場合は×を( )内にいれなさい。そし  て、誤っている場合は正しい語句を「 」内に記入しなさい(4点×5問=20点:内容省略)

V 次の語句について説明しなさい(8点×5問=40点)

 (1)ギルド (2)モノカルチャー (3)東方の物産 (4)二足直立 
 (5)日米修好通商条約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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