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![]() ・今回の旅の目的は、出版予定の『レジャー・スタディーズ』のために、観光地を訪れることと博物館や美術館(どちらも英語ではミュージアム)を見学することにあるので、ロンドンでは大英博物館とチャールズ・ディケンズ博物館に行き、今までは避けてきたロンドン橋やロンドン・タワー、そしてグリニッジ天文台に出かけました。大英博物館は一日では見きれないほどの展示物ですが、ものすごい数の人で、フランス語やイタリア語、そしてドイツ語などが聞こえてくるほど、外国からの客でごった返していました。 |
・泊まったホテルからディケンズ博物館、それから大英博物館まで歩き、その後もソーホー地区やカーナビー・ストリートまで足を伸ばして、またホテルまで歩いて帰りました。全部で10km近く歩いたのでずいぶん疲れましたが、途中で休んだ公園や広場には、家族連れの人たちがたくさんいて、ロンドンに住む人たちの日常生活を垣間見た気がしました。特に目立ったのは、子ども連れの父親で、育メンなどということばを使う必要がないほど、当たり前の行動のように感じられました。 |
![]() ・丘を下ってまた地下鉄に乗り、今度はオリンピックのメイン会場があるストラドフォードに移動しました。駅を降りて驚いたのは、インドやイスラム、それにアジアの人たちが多いことと、ここにも大きなショッピングモールがあって、人で賑わっていたことでした。ロンドンの東地区はかつては労働者の住む地区で、旅行者には近づきにくい場所でしたが、みごとなほどの様変わりでした。もっとも、再開発については多くの反対運動があったのも事実です。 |
![]() ・エッフェル塔はやっぱりものすごい人で、塔の上に上がるエレベーターはもちろん、歩いて登る階段を待っている人も長蛇の列ができていました。で、上がるのは諦めたのですが、「パリのもっともいい景色はエッフェル塔からのものだ」という皮肉な気分を追認できなかったのは残念でした。観光客が集まるところと全くいないところの落差は、ロンドンだけでなくパリでもはっきり感じられました。 |
![]() ・帰りに乗った地下鉄の駅で弦楽奏のパフォーマンスに出会いました。そう言えば、前回と比較して地下鉄でも街中でも、ストリート・パフォーマンスが少なくなったと感じました。 |
・夜はパリで働いている友だちの娘さん達と食事をしました。二人ともがんばっているし、楽しんでいるというのが印象的で、内向き志向で空気ばかり読んでいる最近の大学生とは対照的だと思いました。旅はこれからボルドー、バイヨンヌ、そしてスペインとまだまだ続きます。 |
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