写真館 その49

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高尾山を歩いた

●2008年12月15日


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河口湖周辺の紅葉はとっくに終わったが、東京周辺は今が真っ盛りで、通勤途中の高尾山周辺もきれいに色づいている。高速道路を運転しながら、そんな風景を横目にしているうちに、登ってみたくなった。4年生の卒論も何とか提出されて、一仕事片づいたところだし、翻訳も何とか完成した。師走になって、今年ももう残りわずか。自転車には乗っているが、気づいたら、夏以来どこも歩いていない。 photo49-10.jpg
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photo49-5.jpg高速を相模湖インターで降りて大垂水峠にさしかかると「美女谷温泉」の標識が目に入った。高速に乗っていていつも気になったところで、ちょっと寄り道することにした。高速の小仏トンネル手前の大きな橋の下にある小さな一軒だけの湯治場だった。
高尾山には登山ルートがいくつもある。川沿いを上る「びわ滝コース)を選んだが、平日にもかかわらず、大勢の人で、しかも高齢者ばかりでびっくりした。
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頂上に着くとケーブルで上がってきた人もいて、その数は一層増えた。TVのCMを撮影していたり、ちょうど昼時だったから、お弁当を食べる場所捜しも苦労するはずだった。ミシュランのお勧め場所になったせいか、外国人の姿も目についた。
薄くもやがかかって都心のビル街も富士山も見えなかったが、ハイキングコースとしては手軽で、時期もよかったのかもしれない。
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photo49-9.jpg帰りのコースからは中央高速がよく見えた。圏央道とのジャンクションを間近に見るあたりには吊り橋もあって、なかなかよく整備されていた。今ちょうどこの下で高速道路のトンネルを掘っていて、反対運動をして水量を調べる人に出会った。
あちこちとうろうろしたから、5時間ほどかかって下まで降りた。で、歩いたコースを高速道路から推測しながら帰った。便利さを追求しながら、自然の良さをうまく残す。高尾山はそんなモデルケースのような場所だとつくづく思った。

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