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![]() ・今年の河口湖の8月の気温は最高が25度程度で、最低は15〜6度。過ごしやすい気温だが、雨ばかりでじめじめしているから、けっして快適ではなかった。それがここ数日、青空が見えはじめて、気温も30度前後にまで上がるようになった。静かにしていてもじっとりと汗をかく。長年京都に住んできたから、そんな感じにならないと夏になった気がしない。 ![]() ・最近になってニュースが、今年の冷夏が外米を食べた年以来であることに注目して、不作を問題にしはじめている。しかし、今年の天気の不順さは春先からのもので、植木屋さんなどはこんな事はなかったとその時から言っていた。前回のこのコラムでも書いたが、今年の梅雨は連休明けからはじまっていたのに、気象庁はなかなか梅雨入り宣言をしなかったし、今年の夏は例年通りと予想した。おまけに8月のはじめに数日晴れると慌てて梅雨明け宣言である。でお盆の期間はまた肌寒い雨。別に例年通りに区切れ目をつけることはないと思うが、そうしないといけない決まりでもあるのだろうか。 ![]() ・「行けばいいじゃない。一週間ぐらい遊んだって、関係ないでしょ」とパートナーに言われたが、気になるものは気になる。30代の頃とちがってどうも冴えない。ひとりでに浮かんでくるといった感覚がなくなって、むりやり絞り出すという感じがここ数年続いている。才能が涸れたかスランプか、あるいは読書量の減少のためのなか。大学の忙しさのせいにしたくなるが、半分隠遁者のような生活をしはじめて、あれこれ考えることに興味を感じなくなったのかもしれない。 ![]() ・とは言え、原稿は7割程度のところまで何とか進んできた。からだをメディアとして考える。清潔さや健康を過剰に意識する最近の傾向について、からだと衣服の関係について、はだかや性について、病気について、心とからだと感情の関係について考えているが、池井さんからは表層的すぎるとクレームがつくのではと、ちょっと心配している。学生の論文指導ではきついことをズケズケいうが、いわれるのはやっぱり気になるし、へこんでしまう。8月末までには終わらせたいがうまくいくかどうか。 |
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