<清瀬の四季−1998冬>
1998年の冬は暖冬で、東京にも久方ぶりに大雪が連続して降りました。東京では暖冬のとき、1月に3月のような気圧配置になり、降雪があるのです。1月、清瀬も銀世界に染まりました。
清瀬の冬
1998年1月8日木曜日、大学のU部のゼミが終わり、帰宅の途につきました。JR中央線国分寺駅。車内には家路につく人々がいますが、この日、一晩中、中央線はストップし、多くの人が車中泊となりました。わたしの同僚の方も例外ではありません。一方、わたしは同じ国分寺駅から西武鉄道で家路につき、乗り換えの駅毎に寒風にさらされながらも、午前2時頃、なんとか自宅にたどり着きました。
清瀬駅から自宅までのけやき通りにて。午前1時半頃。ブリザードのような「ふぶき」のなか、駅から自宅まで30分歩きました。執念の撮影。
翌日は、ブリザードが嘘のような晴天。東京の雪は、移動性の低気圧によってもたらされるため、長くは続きません。雪の翌日は、撮影のチャンス。庭で雪に埋もれていたびわの苗を救出しました。
中清戸の自宅のまわりの風景です。この風景も、三池の炭坑住宅と同じように、あとわずかのいのちです。1960年代の“長屋風”都営住宅はとり壊され、あとには高層の住宅が建ち並びます。道路から富士山が見える生活のゆくえが心配です。
中清戸の風景です。雪解けのあと、梅がきれいに咲き誇りました。
中清戸から中里へ。大きな農家が点在します。人参畑の雪です。
森を包み込んでいる大きな農家です。
柳瀬川通りの方面。祠があり、その向こうが谷になっており、谷底に柳瀬川が流れています。
けやき通りのいつものスポットです。ここはけやき通りのベスト・スポットの一つです。わたしたちの目を楽しませ、心をいやしてくれる大きな畑です。
大きな畑のなかのユーカリの木ですが、積雪のため、てっぺんが裂けて、ちょっとばかし格好が悪くなってしまいました。