<body>〜</body>では,クリップファイルを指定します。この指定には,クリップの種類によって<img
src=".jpg .gif .pngなどの画像ファイル名" /><video src=".mov .qtなどのQuickTimeムービー"
/><text src=".txtのテキストファイル" />などが用いられます。
また,これらのクリップを指定するタグは,クリップを表示するタイミングを規定する<sed>〜</seq>,<par>〜</par>タグの中に置きます。
- <par>〜</par>タグの中に配置されたクリップは,同時に再生されます。この記述例では,ムービーとテキストクリップを同時に表示します。
<smil>
<head>
<layout>
<root-layout width="土台の幅" height="土台の高さ" />
<region id="ムービークリップの領域名" top="土台左端からの距離" left="土台左端からの距離"
width="領域の幅" height="領域の高さ" />
<region id="テキストクリップの領域名" top="土台左端からの距離" left="土台左端からの距離"
width="領域の幅" height="領域の高さ" />
</layout>
</head>
<body>
<par>
<video src=".mov .qtなどのQuickTimeムービー" region="<region>タグで指定したid名"
/>
<text src=".txtのテキストファイル"
dur="継続時間" region="<region>タグで指定したid名" />
</par>
</body>
</smil>
※テキストや画像など,本来継続時間のないクリップは,dur="継続時間"で表示時間を指定します。時間の単位は「ミリ秒(ms)」「秒(s)」「分(min)」「時間(h)」を使用します。この場合,小数点を用いた表記も可能です。また,hh:mm:ss:xy(xは10分の1秒,yは100分の1秒)での表記もできます。
- <seq>〜</seq>タグの中に配置されたクリップは,順番に再生されます。この記述例では,2つのムービーファイルを順次再生します。
<smil>
<head>
<layout>
<root-layout width="土台の幅" height="土台の高さ" />
<region id="ムービークリップの領域名" top="土台左端からの距離" left="土台左端からの距離"
width="領域の幅" height="領域の高さ" />
</layout>
</head>
<body>
<seq>
<video src=".mov .qtなどのQuickTimeムービー" region="<region>タグで指定したid名"
/>
<video src=".mov
.qtなどのQuickTimeムービー" region="<region>タグで指定したid名" />
</seq>
</body>
</smil>
- <par>〜</par>タグの中に<sed>〜</seq>タグを配置することで,複数のクリップを同期して再生することができます。この記述例では,2つのムービークリップとテキストクリップが同期して再生されます。
<smil>
<head>
<layout>
<root-layout width="土台の幅" height="土台の高さ" />
<region id="ムービークリップの領域名" top="土台左端からの距離" left="土台左端からの距離"
width="領域の幅" height="領域の高さ" />
<region id="テキストクリップの領域名" top="土台左端からの距離" left="土台左端からの距離"
width="領域の幅" height="領域の高さ" />
</layout>
</head>
<body>
<par>
<seq>
<video src=".mov .qtなどのQuickTimeムービー" region="<region>タグで指定したid名"
/>
<video src=".mov .qtなどのQuickTimeムービー" region="<region>タグで指定したid名"
/>
</seq>
<seq>
<text src=".txtのテキストファイル" dur="継続時間" region="<region>タグで指定したid名"
/>
<text src=".txtのテキストファイル" dur="継続時間" region="<region>タグで指定したid名"
/>
</seq>
</par>
</body>
</smil>
- サンプルムービー:サンプルのソースへ
|
QuickTimeでSMILを扱うコツ
|
一般に,SMIL書類の拡張子は「.smi」ですが,QuickTimeでSMILを利用するには,他のムービー同様に「.mov」として,ムービーファイル同様に扱うと便利です。その場合,SMILの最初に(<smil>タグの前に),下記の2行を追加しておく必要があります。
|
<?xml version="1.0"?>
<?quicktime type="application/smil"?>
|
また,QuickTime独自の拡張命令を利用できるように,<smil>タグは,下記のように記入しておくとよいでしょう。QuickTimeでSMILを利用する場合は,先の2行のタグと合わせて記述しましょう。
|
<smil xmlns:qt="http://www.apple.com/quicktime/resources/smilextensions">
|
|