夏休み明けに新しい研究室に引っ越した。今までの1.5倍の広さだが、鍵型の変わった間取りになった。従来の3部屋を2部屋にしたためだが、有効に使うためには、ちょっと工夫が必要だった。院のゼミは研究室でやっている。だから10人ぐらいは楽に座れるテーブルと椅子がほしい。そう思っていろいろやったのだが、右図のように幅の狭い縦長にせざるを得なかった。折り畳み式のテーブルを2本つなげて、そのうえにちょっと幅の広い板を乗せ、テーブル・クロスをかけた。板は家の近くのDIYの店で買い、カンナをかけ、角をとってから車で運んだ。
ついでに、殺風景なドアに名札と居所知らせをはった。どちらも白樺の木で、もちろん手作りのものだ。我ながら、なかなかのできだと自惚れている。残念ながら、これに気がつく人は少ない。
もう一つほしかったのが横になれる椅子。朝早く起きて夜まで授業や会議ということがあるから、時折、横になりたくなる。で、リビングで使っていた籐の長椅子をもちこんだ。向かいには備えつけの机とパソコンラックを並べたから、そのあいだは椅子を置くのがやっとだ。狭い。
そう思うと、鍵型の出っ張りが何ともじゃまくさくなる。実は改装工事で2倍の広さの部屋もできているのだが、勤続年数順でそこには入れなかったのだ。しかし、次の機会にはそろそろ希望がかなってもいいはずだ。
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