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2013年4月22日

新刊案内『「文化系」学生のレポート・論文術』



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ネットの利用が当たり前になって、レポートや論文が簡単に書けるようになったという声が聞こえます。しかし、それは誰もが、テーマに関連することばを検索して、最初に出てきたサイトや資料を材料にして書くようになったことも意味します。似たものばかりを読まされる教師がうんざりするのはもちろんですが、学生にとっても、安直な分、何の役にも立たない作業にしかならないのです。

文章は、自分にしかわからないことを、誰にでもわかるように書くことが基本です。そのためには、何がわからないのかを自覚し、明確にするために、考えたり、調べたり、参考になる本を探して読むことが必要です。ネットはあくまで、そのための一つの手段に過ぎないのです。

この本は、自ら積極的に、わからないことに興味を持ち、調べたり考えたりする学生に、何をどう調べ、どんな本を読み、どんなふうに考えたらいいかをアドバイスする内容になっています。章構成は以下の通りです。
はじめに

パート1 レポートや卒論を書くために押さえておきたいツボ
 1.文章表現の基礎 2.分野による違い 3.視点の定め方
 4.客観的な視座 5.批判的な姿勢
 コラム1 文章をどう書くか

パート2 レポートや卒論を書くために使えそうなコンセプト
 1.消費 2.若者 3.アイデンティティ 4.ジェンダー 5.階層
 6.政治 7.コミュニティ 8.レジャー 9.グローバル化 10.メディア
 コラム2 卒論の進め方

パート3 レポートや卒論を書くために役立ちそうなトピック
 1.音楽 2.ファッション 3.スポーツ 4.アニメ 5.アイドル
 6.有名人 7.映画 8.観光 9.食 10.ソーシャル・メディア
 コラム3 レポートを書くための技術

パート4 レポートや卒論を書くために参照したいデータ
 1 資料・データの集め方1(本、新聞、雑誌、インターネット)
 2 資料・データの集め方2(量的調査とデータ解析)
 3 資料・データの集め方3(フィールド調査)
 コラム4 レポート提出は「担任教員への思いやり」が大前提です!

あとがき


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