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・昼食後の午後のひととき、うつらうつらしながらテレビを見る。面白いものがなければアマゾンのプライムビデオをさがしたりもする。退職後の悠々自適の生活。で、『ホビット』の次に目にとまったのは『世界一キライなあなたに』だった。 ・富豪の家に生まれ、自らも実業家として活躍していたハンサムでスポーツ万能の青年が、交通事故に遭って下半身不随になる。その世話をする仕事に就いたのは労働者階級の貧しい家庭に育った女性。人生に絶望している彼は彼女を無視し、冷たくあしらうが、彼女は意地悪されながらも、明るくけなげに世話をする。やがて二人は心を通わせあうようになるのだが、彼は安楽死を選択することになる。 ![]() ・CDには知っているミュージシャンはいなかったが、その中でエド・シーランが歌う“photograph”という名の曲が一番いいと思った。ネットで調べてみると、つい最近見たばかりの『ホビット』の挿入歌 “I see fire”も歌っている。2012年にイギリスの音楽賞で男性ソロ部門と新人賞を取っていて、2016年にはグラミー賞の年間最優秀楽曲賞も取っている。日本にも「フジロック」などで来ているようだ。今年の秋にコンサートをやるようだが武道館も大阪城ホールもソールドアウトだという。全然知らなかった。 ![]() ・彼の歌は自分の経験を素直に表現したものが多いという。そうだとすると、育った家庭は必ずしも幸福なものではなかったのではないか。“Runaway”の歌詞には、次のような一節がある。 ![]() 僕はずっと知っていた・多芸多才で、ラップもやれば、R&B風の歌も歌う。生ギター一本でも説得力がある。そんなところが受けているのかもしれない。それは、最近この欄で取りあげたライリー・ウォーカーやダミアン・ライスなどにも共通した特徴でもある。幼い頃からいろいろな音楽スタイルに馴染んで、すべてを自分のものにした。今はそんな人が活躍する時代なのかもしれない。 |
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