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まずは去年を振り返ることから 両親が老人ホームに入居して 実家というものがなくなりました 売却された家が壊されて更地になったのを見て 人間が作るものの儚さをつくづくと感じました それに比べて、山歩きで見る景色には どこに行ってもその不動さに圧倒されましたが 長いスパンで見れば 褶曲や造山活動によって 海底から高山になったりもしたのです 3.11以降、世界は変わったというのに 何事もなかったかのような空気に包まれています 目先の電気や経済を優先して 数千、数万年にも及ぶ被害の影響を軽視するのは 現代人のエゴイスティックな考えですが その超近視眼的な視線が見つめるのは ほんの数ヶ月先までに限られるようです とは言え、ぼくも学生からおじいちゃんと見られる歳になりました この先何年生きて、どんな生き方をしていくのか その大きな節目を強く意識するようになりました どうやら本当のおじいちゃんにもなりそうで 自分が生きられる時間よりもずっと未来のことまで 考え、行動する必要があるようです |
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